寒くなってくると、
お肌の乾燥が気になってきますよね。
乾燥してくると、
あーまた小ジワが増えちゃうって思う人、多いと思います。
そして、乾燥肌にはうるおいを補給して、
少しでも砂漠状のお肌に水分を与えて
ふっくらさせたい、
そして、小ジワをなくしたい。
でも、いっしょうけんめい保湿しているのに、
全然小ジワが減らないという経験ありませんか?
どうやら保湿しても、
あんまりシワには効果がないらしいんです。
保湿はお風呂に入ってなくなるシワにしか効きません
よく『ちりめんジワ』という言葉を聞きますが、
これが保湿したら、なくなってくれるシワです。
こまかーいシワで、
目安はお風呂に入った後、
鏡を見たら、なくなっている。
これが乾燥ジワです。
でも、ほとんどのシワはお風呂に入ったからといって
消えてはくれませんよね。
だから、熱心に保湿しても効果がないんです。
なんだかあっけない結論なんですが。
加齢によるシワの原因はコラーゲンの減少です
皮膚は、大きく表皮と真皮で構成されているわけですが、
コラーゲンは、
水分を除いた真皮の約70%を占めている主要成分です。
タンパク質からできた線維で、
真皮の中に網目状のネットワークをつくって
お肌の弾力をキープするスプリングのような役割を
果たしています。
コラーゲンは真皮の中の線維芽細胞でつくられていて、
古いものは分解されていくしくみなのですが、
残念ながら40代以降になると、
新しいコラーゲンの産生量は激減してしまいます。
その結果、お肌の弾力が失われて、シワになるというわけです。
わかりやすいですね。
というわけで、
効果的なシワ対策とは、
お肌のスプリングである「コラーゲンを増やす」ことです。
コラーゲンの入った化粧品ではなく、増やす成分が入ったものが効果的です
コラーゲンを増やすためには、
コラーゲンが入った化粧品を使うのが手っ取り早そうです。
しかし、一般的にコラーゲンは分子量が大きいので、
真皮まで到達することはありません。
※こちらの記事に詳しく書いてありますので、ご興味のある方はぜひ読んでみてください。
化粧品の有効成分が肌に浸透するために重要な2つのポイントとは?
コラーゲンが全然ムダかというと、そんなこともなくて、
表皮の一番上の角層の水分を保つ保湿成分としては役立ちます。
でも、シワ対策にはなりません。
コラーゲンを増やすには、
コラーゲンをつくりだしている工場「線維芽細胞」を
活性化させる成分が入った化粧品を使うのが効果的です。
効果が高いとされているのは、
ビタミンC誘導体、ナイアシン(ビタミンB3)、レチノール(ビタミンA)、
GF(成長因子、グロースファクター)などです。
それぞれ特徴がありますので、
自分のお肌に合ったものを選んで、
効果的なシワ対策していきたいですね。
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