さて、５回にわたってお届けしてきました管理人よしこの
眼瞼下垂手術レポート。
ずいぶん長くなってしまいましたので、
今回はまとめです。
気になるダウンタイム、後遺症、買っておいてよかったもの、
そして、シワやたるみへの効果などについて、
手術を検討している人、手術前の人が
読んでおくと安心できて、役立つ７つのポイントです。
この記事の目次
手術前に買っておいて良かったものは？
準備編のトップの画面で、写っているもののなかで、
ホントにおすすめなのは、
「精製水使用のベビーコットン」です。
手術後は、目やにや血でベタベタしますので、
ものすごく拭きたくなります。
拭くときは、安心安全なもので拭きたいですよね。
これが、わたしが買ったピップ ベビーコットン
ウェットタイプ 2枚入50包
ポイントは「精製水使用」というところです。
ウェットタイプの清浄綿の多くには、
殺菌消毒剤であるクロルヘキシジングルコン酸塩（グルコン酸クロルヘキシジン）0.02%、
またはベンザルコニウム塩化物（塩化ベンザルコニウム）0.01%等の溶液が含まれています。
実はキズの治りを早くするためには、消毒してはいけないのです。
これには賛否両論あるかもしれませんが、管理人よしこは納得しています。
詳しくお知りになりたい方は、
こちらのさかえクリニックのHPを参照してみてください。
(※ちょっと重いので、開くのに時間がかかるようです。）
そして、氷のうです。
保冷剤じゃダメなのか？という問題については、
執刀医に聞いたところ「冷えすぎる」と言われ、
正直意味がよくわからなかったのですが、
使ってみるとわかります。
冷たすぎると冷やしていられないのです。
わたしは氷のうにさらに薄いタオルを巻いて使っていました。
患部になじみますし、適度な重さが気持ち良い。
氷も３時間くらいは持ちます。
「米式氷のう 小」
わたしは病院で購入したところ、3,000円もしましたが、
ほぼ同じものが、もっとずっと安く買えますね?。
これでなくても良いと思うのですが、
ポイントは450?500ccの小さいサイズを選ぶことです。
大きいと重くて、たぶん疲れますし、
冷やさなくていいところまで冷えちゃいます。
アイスノン、使えません。
硬いので、患部になじみません。
実際のところダウンタイムってどれくらいなの？
「ダウンタイム」というのは、
施術してから、麻酔による腫れや手術に伴う腫れ、
むくみ、アザがなくなって回復するまでの期間のことです。
もちろん眼瞼下垂手術といっても、いろいろな術式があるわけで、
それによっても違うと思います。
わたしの場合、たるんだ上まぶたの皮膚を４mm切除して、
挙筋腱膜の短縮とミュラー筋タッキングを同時に行なっています。
手術後のグロい写真は公開済ですので、
ごらんになりたい方はこちらをごらんください。
わたしは接客業ということもあって、大事をとって、
２週間休暇をとりました。
ま、これは休みすぎかもしれませんが。
抜糸した１週間後は、まだ腫れも残っていましたし、
内出血もだいぶ小さくはなっていましたが、残っていました。
この段階だと、まわりの人は「どうしたの？」って、聞けないかもしれません。
つまり、見た目がＤＶっぽいんですよ（笑）
１０日後くらいだと、まずまずわからなくなると思いますよ。
コンタクトはいつから入れられるの？
最初の説明では、抜糸（わたしの場合は６日後）したらOKとのことだったのですが、
実際には８日目から入れても良いとの指示がありました。
病院によっては、翌日から大丈夫というところもあるようですが、
たぶんそういう気にはならない可能性が高いかも。
お酒はいつから飲めるの？
ま、このへんは個人の責任で。
というところなんですが、
腫れを抑えるためには
２?３日はやめておいたほうが良いと思います。
正直カラダはだるいし、
わたしは飲む気になりませんでした。
結局１０日ほど飲みませんでしたが、久々飲んだ翌朝は腫れぼったかったですね。
喫煙もできれば止めた方がいいようです。
高須クリニックでは、半年くらいはやめたほうがいいって書いてありましたが、
それって、すでに禁煙ですよね（笑）
術後の後遺症ってあるの？
事前に調べてみると、術後に起こる可能性があることとしては、
このようなことがあげられていました。
- 出血・腫れ・皮下出血
- 涙が増える、目やにが増える、ドライアイ
- つっぱり感
- 視力の変化
- 傷跡が残る
- 顔つきが変わる
で、実際に起こったのはというと…
涙が増える以外は、全部起こりましたね。
出血・腫れ・皮下出血というのは、ある程度時間が解決してくれると
いう覚悟もできているので、
ひどい顔ながらも、そんなにつらくはありません。
キズは抜糸した後も、なんだかセロテープ貼ってい
るような違和感がしばらくあります。
マスカラつけるとき、なんだかしびれているような
不思議な感覚があります。
術後もう半年になろうとしているのですが、
まだちょっとした違和感は残っています。
それから、ドライアイ！
これは、眼がより大きく開くようになったわけですから、
当然あり得るのですが、
よしこの場合は、相当つらかったです。
眼のしみるような痛みがかなりひどく、
ジクアスとヒアレインが欠かせない日々でしたが、
これも最近になって、ようやく落ち着いてきた感じです。
検査すると、実際に視力低下は起こっていなかったのですが、
にじんで見えるような感じも１ヶ月くらい続きました。
縫った跡というのは、抜糸後は赤くて硬い感じがします。
これが柔らかくなって安定するまでにおよそ３?６ヶ月かかると言われています。
わたしのキズもさわると、まだ一部しこりのような硬さを感じる部分が
残っています。
でも、これはそういうものなので、心配しなくて良いみたいです。
眼瞼下垂手術はシワ・たるみとりに効果があるのか？
ハイ、効果があります。
管理人よしこの場合は、こうでした。
長年ハードコンタクトレンズを使用、まぶたを引っぱり続けていたために、ミュラー筋が薄く、延びてしまった
↓
まぶたが上がりにくくなる ＝ 眼瞼下垂 になる
↓
物が見づらいので、目を大きく開けようとすると、眉毛が上がる
↓
眉毛が上がると、おでこにシワがよる
↓
日々の習慣によって、シワが固定化する
眼瞼下垂手術を受けたことによって、眉毛を上げる必要がなくなったので、
おでこにシワをつくるアクションがなくなったわけです。
ただ、すでに刻まれているシワがとれるわけではないので、
これは別のアプローチが必要です。
また、上まぶたは当然加齢によってたるんでいますので、
眼瞼下垂手術の際には、たるんだ皮膚を切除することが多く行なわれています。
管理人よしこの場合は、４mm切除しています。
8mmとかもっと大きく切除すれば、よりたるみはなくなりますが、
執刀医の先生によると、まぶたの皮膚はホントに薄くて繊細なので、
あまり大きく切り取らない方がよいという考えでした。
また、どうせ加齢でたるむので、最初から取りすぎるのも意味がないとも
言っていました。
この結果はというと… 目元がすっきりします！
わたしも出社したところ、同僚に「目元がスッキリして、若々しくなった」
と言われました。
まぶたが下がって、三重四重になっていたのが、
かなり解消されましたからね。
…というわけで、まぶたの形態を変えて、結果的に目を大きくする治療だと
いえるので、かなり顔つきが変わる人もいると思います。
わたしも、夫に最初の頃は「いじった感じ」(笑）と言われましたが、
もともと目が大きかったせいか、もう忘れているようです。
眼瞼下垂手術を受ける前にもう一度考えてみましょう。
わたしは、物を見るのにアゴをあげるくせや、
眉毛上げるくせもなくなりましたし、
すごい三白眼も治りましたし、
目元が若々しくなったと言われましたし、
手術を受けたことにはおおむね満足しています。
ただ予想外のことも起きています。
思ったよりドライアイがひどくなったこと。
出来上がりが、左右対称じゃないこと。
実際には二重の幅や、しわの寄り方が違っています。
これについては、もともと顔も目も左右対称じゃないので、
当たり前といえば当たり前なんですよ。
そして、左右対称だともしかしたら不自然かもしれませんよね。
でも、どうしても美容外科のサイトを見たりすると、
当然でしょうが、うまくいった例ばかりですから、
それと比較しちゃうんですよね。
わたしはまったく自費で受ける気はありませんでしたし、
保険適用になりましたので、眼科で受けましたが、
そもそも病気を治す目的の手術です。
また、眼瞼下垂ではなくて、
単に加齢で眼の上の皮膚がたるんでいるという場合もあり、
この場合は眉下の皮膚を切除すれば良いことになりますので、
すごく繊細な眼の筋肉をいじるような
わざわざかなり侵襲性（身体に及ぼす物理的負担や影響の大きさ）の高い手術をする
必要はありません。
眼瞼下垂は軽いものから重いものまで、個人差がありますし、
目をいじるのは、かなり見た目に影響を与えます。
まず形成外科か、専門医のいる眼科を受診したうえで、
美容面を重視されるのでしたら、
美容外科でもカウンセリング受けてみて納得してからの方が良いと思います。
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