寒くなってくると、
とたんにお肌の乾燥が気になりませんか。
これから冬に向かって、
湿度が下がってくると、よけい乾燥してくる気がします。
粉が吹いちゃったり、かゆくなったり…。
どうやって保湿するのが良いのか、
いろいろ検討していると、
必ず出てくるのが「NMF」と「セラミド」です。
とっても大事そうなんですが、よくわかりません。
いったいどんなもので、どんな働きをしているんでしょうか?
お肌の一番外側の角質層が水分を抱え込んでいる
人間の皮膚は、厚さが約2mmほどで、
それが上から表皮、真皮、皮下組織の3層に分かれています。
表皮の厚さは0,2mmほどで、さらに4つの層に分かれ、
一番上が角質層です。
角質層は極めて薄く、表皮0.2mmのうち0.02mmしかありません。
これって、食品用ラップと同じくらいの厚さなんです。
「角質」って聞くと、
いらない、除去したほうが良いところっていう気が
なんとなくしませんか?
これが、誤解の元なんです。
角質層は、確かに角質細胞という、いわば死滅した細胞が
パイ生地のように、10?20層重なって構成されています。
ところが、この角質層は意外なことに!
吸水性や保湿性に富んでいて、
正常な状態では15?20%の水分を抱えこんでいるのです。
角質層が保湿できるのはNMFと細胞間脂質があるからです
死滅している状態の角質細胞ですが、
この中には、NMF(Natural Moisture Factor = 天然保湿因子) という
アミノ酸を中心とした成分があって、
この成分は吸湿性が高く、
しかも一度とらえた水分をなかな離さないという性質をもっています。
もうひとつが、角層細胞間脂質。
これはパイ生地のような角質細胞と角質細胞を
接着する役割です。
細胞間脂質も何層かになっているのですが、
その間に水分をサンドイッチの具のようにはさみこんでいます。
細胞間脂質の主成分となっているのが
よく聞く「セラミド」と呼ばれている物質です。
角質細胞内ではNMFが水分をつなぎとめ、
角質細胞と角質細胞の間では、
細胞間脂質が水分をはさみこみ、
さらに、これらの水分を皮膚の表面から逃がさないように
皮脂膜が薄いシールのようにカバーする。
こうやって、皮膚の水分は保たれているのです。
しかし、NMFも細胞間脂質/セラミドも
加齢によって減少してしまいます。
なので、アンチエイジング世代の保湿には、
NMFとセラミドを減らさない&増やす対策をとらないと、
自然に乾燥肌になっていってしまうのです。
続きは どうして年をとると乾燥肌になるのでしょうか?効果的な対策とは?
をお読みください。
【 NMFとセラミド対策のできる化粧品について取りあげています 】