毛穴が細長くみえる、
ほっぺたに手をあてて、ちょっとひっぱりあげると
目立たなくなる「たるみ毛穴」は、
結局、顔のたるみが原因であるということがわかってきました。
もちろん、質のよい睡眠や、バランスのとれた食事をとるといった
基本的な日常生活をきちんと送ることが大切ですし、
加齢で力のなくなってくる表情筋を鍛えることも
効果があるようです。
でも、スキンケアで一番効果がある成分はなんなんでしょうか?
どれもたるみ毛穴に効くといわれている
代表的な成分を調べてみました。
この記事の目次
『真皮幹細胞』を活性化させるアルガンツリーの植物幹細胞エキス
簡単に言ってしまうと、
幹細胞とは細胞のモトになる細胞で、
皮膚には『表皮幹細胞』と『真皮幹細胞』が存在します。
コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの
真皮の成分をつくっている工場のような細胞が『線維芽細胞』で、
その元になっているのが、『真皮幹細胞』というわけです。
不思議なことですが、
植物幹細胞であっても、動物幹細胞に作用して、
真皮幹細胞の機能が強化されるということがわかっており、
その植物が、アルガンツリーというモロッコの砂漠の過酷な環境に
生息する樹木なのです。
たるみは、お肌のハリや弾力の元となるコラーゲンやエラスチンの合成力が衰え
減少することで起こりますから、
それを生み出す線維芽細胞を、さらにそれを生み出す真皮幹細胞を
活性化すれば、 陥没した毛穴周辺が、すり鉢状にくぼんでいるのも
回復してくるはずです。
『線維芽細胞』を活性化して、コラーゲンを増やすレチノール
レチノールは、油溶性のビタミンAの一つです。
皮膚の保湿性を高めて、
線維芽細胞を活性化して、コラーゲンの生成を促進する作用があります。
また、乱れたターンオーバー(表皮細胞の代謝サイクル)を
正常にする働きもあります。
美容皮膚科では、レチノイン酸(トレチノイン)という
50?100倍の濃度のものが使われています。
レチノールは必要に応じて、細胞内でレチノイン酸に代謝されます。
効果は高いのですが、
100分の1でも、刺激が強いという人もいますし、
お肌のカサつきが気になることもあるようですが、
使っているうちに慣れることが多いようです。
アセチルコリンを増加、活性化させてハリのあるお肌を取り戻すDMAE
ジメチルアミノエタノールの略です。
人間の脳内にも微量は存在しています。
筋肉を収縮させる作用をもっている「アセチルコリン」という化学物質を
増加、活性化することのできる成分です。
結果として、たるんだ皮膚がリフトアップされて
ハリが出るというわけです。
コラーゲンを増やそうという
他の2つとはちょっと違うアプローチです。
アセチルコリンもまた加齢によって、減少することがわかっています。
筋肉の収縮作用が弱くなって、
いろんなところがたるんでしまうわけですね。
そこで、DMAEによって、アセチルコリンレベルを上げることによって、
筋肉の緊張を高めて、リフトアップします。
3つの成分とも、たるみに効果が高いのですが、
作用機序は違うので、なかなか順位や優劣をつけるのは難しいようです。
たるみ毛穴が気になっていたら、
成分表示をチェックして、この3つに着目して選んでくださいね。
調べてみると、3つとも入っている化粧品もありますから、
『たるみ毛穴』気になりはじめたら、試してみるのも良いと思います。
【 3つとも入っていて『たるみ毛穴』対策に評価の高いクリームを見つけました 】
アンプルール ラグジュアリー・デ・エイジ
エイジングケアでは定評のあるドクターズコスメですが、リフティングクリームにこの3つの成分すべてが配合されています。口コミでも、たるみ毛穴に効果があったというコメントが多く寄せられています。
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