肌老化の主な原因として上げられるのは、
「紫外線」「酸化」「乾燥」ですが、
最近は、肌のサビ=「酸化」と並んで、
肌のコゲ=「糖化」という言葉もよく耳にするようになりました。
肌のたるみ、くすみにつながる、
まだまだ知られていないお肌の「糖化」について、
おさえておきたい3つのポイントをまとめてみました。
この記事の目次
その1:「糖化」すると顔の色がくすみます
ここで簡単に「糖化」のしくみをおさらいしておきましょう。
糖化反応(glycation)は、1912年にL.C. メイラードが
アミノ酸と還元糖を加熱すると、褐色の色素が生成することを発見したことから、
メイラード反応として知られるようになりました。
糖化とは、血液中に長く糖分が残っていることで、
タンパク質(コラーゲン、エラスチン)が
糖化(グリケーション)して、変性して硬く脆くなり、
AGEs(Advanced Glycation Endroucts)という終末糖化産物となることです。
このAGEsは、褐色なので糖化がすすむと肌を黄色くくすんだ色に見せて、
老けた印象を与えてしまいます。
その2:一度「糖化」が起こると、もとの状態に戻すことはできません
「糖化」のしくみは、たんぱく質+糖→ 変性 です。
肉が焼けると固くなって色も変わります。
糖化とはタンパク質の変性ですから、
一度糖化が起こると、もとの状態に戻すことはできません。
砂糖水を煮詰めると、
カラメルになって褐色化するのも同じような現象です。
その3:「糖化」は人間であれば自然にゆっくり進行していきます
私たち人間は、食べ物の炭水化物をブドウ糖(グルコース)に分解し、
エネルギー源と して生きています。
糖化反応は私たちが生きている間中
体の中で繰り返されているのです!!
ということは、
「糖化」は、ゆっくりと進行する自然な老化現象なので、
何も対策をとらなければ、しだいに肌はくすみ、やせていくのです。
自然にゆっくりと進行する老化現象、
そして、できてしまったものは元に戻らないということは…。
まとめると、
「抗糖化」とは過剰な糖化をさせないようにすること、
また、糖化による美容や 健康への悪影響を低減する対策ということになりますね。
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