AGEが蓄積される =『糖化』が進むと、どうなるのでしょう。
老化の原因物質として注目を集めているAGE値を測定すると、
実年齢だけではわからない、自身の老化の進行度を知ることができます。
血液検査は手間がかかるのに対し、
新たに開発されたAGE測定器は、ただ腕をおくだけで、
短時間で測定することができるので、注目されています。
※2017年3月21日に更新しました!
『糖化』= AGE化 ?が進むと起こること
コラーゲンは細胞の緩やかなクッションになっていますが、
AGEが取りついてしなやかさを奪い、
細胞にストレスを与えて機能を低下させます。
老化 = コラーゲンの糖化ともいえるわけです!
もしも損傷が血管で起きれば動脈硬化、
脳の組織を傷つければアルツハイマーや認知症、
骨では骨粗鬆症(こつそしょうしょう)となり、
肌のシワ、しみもAGEによって起こります。
肌のハリややわらかさを保っているのは、
コラーゲンなどのタンパク質です。
肌のコラーゲンは加齢により、
長い歳月をかけてじわじわと体温で加熱されていきます。
そうすることでAGE化(糖化)が進み、
太陽の紫外線も影響し、
コラーゲンが変質すると弾力性を失い、シワやたるみが出てきてしまいます。
またAGEは褐色のため、
AGE化(糖化)が進むと、シワやたるみだけでなく、
シミやいわゆる「黄ぐすみ」も発生してしまうのです。
1分以内で測れるAGE測定器があります
現在AGE値を測定するには、2つの方法があります。
1つは血液から調べる方法、もう1つは測定器で調べる方法です。
血液検査は手間がかかるのに対し、
新たに開発されたAGE測定器は痛みを伴うことなく、
短時間で測定することができるので、注目されています。
測定器は、光を当てると発光するというAGEの特徴に着目し、
光の強弱で皮膚に蓄積されたAGE量を計測するしくみです。
計測器では腕の内側を測定器に置くだけで、約1分で測ることができます。
測定値とともに体内年齢が表示されるので、
実際の年齢との比較がすぐできます。
この計測器は、『Tr?Ageスキャナー』という名前で、
オランダのDiagn Optics社が開発したものです。
基本的には医療機関で測れます
まだまだ一般的でない『糖化』と『AGE』ですが、
2013年5月にAGE測定推進協会が発足しました。
AGE値を健康管理とアンチエイジングに役立てるために、
健康診断の項目としようと活動しているようです。
測れる医療機関は、
まだ限られているようですので、
AGE測定推進協会に問い合わせしてみると良いかもしれません。
追記しました : 2016年8月20日
こんなところで測れます。
費用も安いですし、銀座ですので、お出かけついでに測ってみるのも良さそうです。
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