アンチエイジングの大敵「紫外線」
皮膚の老化については、実は「加齢」よりも
紫外線による「光老化」のほうが
ダメージが大きいことが、近年わかってきており、
年間を通じての紫外線対策は、絶対に必要です。
とはいえ、日焼け止めって一年中塗っている方ばかりではないと思います。
一般的な「塗る日焼け止め」は、つけ直さなくっちゃならないし、
確かに塗りにくいところや、塗り忘れてしまうところもありますよね。
しかもです!UV-Aは衣服を透過してしまうんです。
また、髪の毛や眼にも当然紫外線のダメージがありますが、
日焼け止めは塗れないので、基本的には後からのケアしかできません。
そこで、画期的なのが「飲む日焼け止め」です!
スペイン生まれの「飲む日焼け止め」ヘリオケアは、
塗れない箇所の紫外線対策にもとても良いのですが、
購入しようとすると、3種類あって、どれにしようか迷います。
いったいどのような違いがあるのでしょうか。
また、最近見かけるようになった黄色いパッケージ、
第4のヘリオケア、
そして、2016年発売された"日本人向け"という
白いパッケージのヘリオケアについても、
調べてみました。
※ 2017年8月8日更新しました。
この記事の目次
ウルトラシリーズ2種は有効成分が2倍
ヘリオケアのラインナップは次の3種類。
ちなみに、全部に共通する「オーラル」= 経口 という意味です。
(ヘリオケアには「塗る」タイプもありますので)
ヘリオケア オーラル (HELIOCARE ORAL) ?60 カプセル
ヘリオケア ウルトラ オーラル (HELIOCARE ULTRA ORAL) ?30カプセル
ヘリオケア ウルトラ-D オーラル(HELIOCARE ULTRA-D ORAL) ?30カプセル
わりと見分けもつきにくいですね。
簡単にいってしまうと、ウルトラシリーズ2種は、
入っているカプセルの数が半分ですが、
1錠あたりの有効成分は、2倍入っています。
この際、有効成分といっているのは、
ヘリオケア特許成分のFernBlock?(Polypodium Leucotomos)
ポリポディウム属(シダ植物の一種)から抽出された天然成分(PLE)で、
米国での特許取得、FDA認可もされている経口光防御剤。
このFernblock? の含有量です。
ノーマル(ただのオーラル) 60カプセルバージョンには、1錠あたり 240mg
ウルトラ/ウルトラ-D 30カプセルバージョンには、1錠あたり 480mg
ウルトラ2種の違いは、ビタミンDを含んでいるかどうか
海外では、ビタミンDをマルチビタミンや、ビタミンD単体で摂取している人も多いため、
ビタミンDを含有していないバージョンの「ウルトラ」があります。
ビタミンDの摂取量については、
日本では男女とも目安量 200IU (5μg=マイクログラム) 、上限量 2000IU (50μg)
とされています。
しかし、現在ビタミンDはガン治療、免疫力アップで注目されており、
1日 3000IU?4000IU (75?100μg)の摂取をすすめている医師もいるようです。
日本人にはウルトラ-Dがおすすめです
ノーマルバージョンが、ウルトラシリーズの半分の価格というのであれば、
倍量飲めば、効果は同じといえるのですが、
2錠飲んだ場合には1回あたり15円程度お得になる程度です。
現在の日本人のビタミンD摂取量は、
平成21年の国民健康・栄養調査では、
男性で平均320IU(8.0μg)、女性で平均280IU(7.0μg)で、
男女とも目安量を充たしているといわれています。
が、2013年5月19日のNHKスペシャル「病の起源 第1集 がん」でも、
ビタミンDのがんに対する抑制効果がとりあげられていたように、
厚生労働省基準は、例えばくる病にならないなどの
必要最小限とも考えられます。
お肌にとって紫外線のリスクは大きいけけど、
日照の少ない地域にはがんが多発しやすいというジレンマがあるので、
ビタミンDががんのリスクを少しでも下げてくれるのなら、入っている方がお得です。
ちなみに、ウルトラとウルトラ-Dの価格差は、
1,000円程度です。
そして、第4のヘリオケアが登場しています!
このごろ、この黄色いパッケージを見かけるようになりました。
ニセものなのでしょうか?
それとも、バージョンアップされているので、
こちらを買ったほうが良いのでしょうか?
実は、こちらはアメリカ市場向けのUSバージョンなんです。
ズバリ、こちらを選ぶメリットはありません。
パッケージの色も明るいし、なんか良さそうな雰囲気なんですが、
結局「ノーマルのオーラル」と、ほぼ同じ成分なんです。
ということは、
1粒あたりの FernBlock?(Polypodium Leucotomos)含有量は 240mg。
60粒入りとはいえ、ウルトラと比べれば半分。
しかも、新製品っぽく見えることもあってか、価格は高めです。
買うときには確認してくださいね。
「日本人のためのヘリオケア」ってどこが違うのか?
そして、2016年8月、
新しい「日本人向け」というヘリオケアが
発売されました。
「ヘリオケア ピュアホワイトラディアンスマックス240」です。
「日本人のため」というのは、
実際には正確ではなく、アジア向けに発売された商品です。
ちゃんと本物で、スペインで生産されています。
こちらも1粒あたりの FernBlock?(Polypodium Leucotomos)含有量は 240mg。
60粒入りとはいえ、ウルトラと比べれば半分。
なので、1回2錠摂取です。
「日本人の肌に合わせた」という意味は、
ヨーロッパともアメリカとも違う
特異な”美白”文化があるアジア向けに、
White Tech Complex という成分がプラスされています。
シミを抑える働きがあるザクロ由来のエラグ酸 100mg
メラニンの生成を抑制して、過剰なメラニンを排出するL-システイン 100mg
ビタミンC 40mg、ナイアシン(ビタミンB3) 8mg
という4種類の成分です。
良さそうな感じなんですが、
お値段が60粒(ウルトラDの30粒と同じFernBlock含有量)で、
税込1万円以上と、ウルトラDの約2倍の価格設定です。
それだったら、その差額で、
もっとエラグ酸やL-システインが多く入った美白サプリが
別に購入できてしまいます。
わざわざこちらを買う必要は感じられないというのが、
正直なところです、
「塗る日焼け止め」も忘れずに
汗でうっかり流れちゃったのに、全然つけ直さなかったのに、赤くならなかった
などの効果があるヘリオケア オーラルですが、
だからといって、「塗る」タイプがいらなくなるわけではありません。
あくまでも「飲む」をプラスすることによって、より紫外線対策が強化されます。
飲んで30分で、効果があるそうですが、
特に紫外線の強いリゾートなどに出かける場合には、2週間くらい前から飲み始め、
帰ってきてからも2週間くらい続けると、より効果が増すようです。
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