アボカドって『森のバター』って言われていますよね。
カロリーが高そうなので、太りそうだし、
ちょっと敬遠していませんか?
でも、アボカドは別名『食べる美容液』とも呼ばれているのを
知っていますか?
ちょっと心配なカロリーのこと、
どうしてそんなにお肌に良いのか、
そして、一日にどれくらい食べれば効果があるのでしょうか?
この記事の目次
アボカドは確かにカロリー高めですが、その油分は体に良い不飽和脂肪酸です
アボカドは果実なので、もちろん個体差が大きいのですが、
可食部は全体の70%程度です。
小ぶりのアボカドであれば、だいたい可食部が100g強でしょうか。
そのうちの脂質が20%弱ですので、100g187kcal です。
リンゴで54kcal、カロリー高めに思えるバナナでも86kcal 、
ごはんが168kcal ですから、けっこう多いですよね。
カロリーだけに注目すると、なんだか太りそう…
と、心配になるアボカドなんですが、
実は、コレステロールになるステアリン酸などの飽和脂肪酸は20%で、
あとの80%はオレイン酸などのコレステロールを下げる不飽和脂肪酸で、
フルーツなのに、糖質は5%程度しかありません。
カロリーはもちろん高めなので、食べすぎ注意ですが、
ほとんどが不飽和脂肪酸なので、
適度に食べるぶんには太る心配はないと言われています。
アボカドの油分はオメガ9,お肌の乾燥を防いでくれます
「オメガn系」って耳にしたことがあると思います。
オメガn系とは、不飽和脂肪酸の分類の一つで、
その分子構造の特徴から、それぞれnに数字を当てはめて呼ばれています。
アボカドの主な油分は、オメガ9です。
オレイン酸は、母乳や皮脂に最も多く含まれる成分で、
乾燥や刺激などからお肌を守る効果があります。
また、腸の活動を活発にする効果もあり、便秘にも効果的です。
逆にダイエットにも効果的で、積極的に摂った方がよい油なのです。
オメガ9はアボカドのほかにも、
オリーブオイル・アーモンドなどのナッツ類に多く含まれています。
肌老化に立ち向かうための抗酸化作用の高いビタミンEが豊富です
ビタミンEは「若返りのビタミン」と言われており、
細胞の老化防止の働きがあります。
それは、強い抗酸化作用があるからです。
本来人の体には活性酸素を除去するしくみが備わっているのですが、
その抗酸化力も、30代以降はどんどん低下していきます。
このため、アンチエイジング世代は
積極的に抗酸化力のあるものをとりいれる必要があるのです。
さらにビタミンEは、血行をよくする働きから、
皮膚の新陳代謝を高めることもできるのです。
血行が悪いと、肌のすみずみまで栄養が行き渡らず、
老化が進んでしまいます。
ビタミンEはビタミンCと一緒に摂取すると、
ビタミンEの抗酸化作用を高めて相乗効果があるのですが、
アボカドにはビタミンCもかなり多く含まれています。
このうえ、酵素も食物繊維も豊富と良いとこづくめのアボカドですが、
一日半個ずつ食べても効果はありますので、
ぜひ毎日のレシピにとりいれてみましょう。
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