強い抗酸化作用で、
紫外線によって発生するコラーゲンを破壊する活性酸素を消去してくれる
アスタキサンチン。
6週間、毎日6mgとり続けたところ、
目じりのシワが少なくなったそうです。
このほかにも、
アスタキサンチンを皮膚に塗ると、
メラニン色素の沈着が明らかに抑えられたという
実験結果もあります。
疲労回復も早まり、眼精疲労にも効くと言われており、
良いトコづくめのアスタキサンチンですが、
せっかく飲むなら効果最大限に吸収されるように
飲みたいですよね。
アスタキサンチンのサプリは、
いったいいつ飲むのが一番効果的なのか調べてみたところ、
食後がいいようです。
なぜなんでしょうか?
サプリメントには用法用量表示がないので迷ってしまいます
そもそも「いつ飲むのがおすすめ」と書いてあればいいのに、
書いてありません。不親切ですよね。
でも、書いてはいけないと法律で決まっています、
不思議なことなんですが。
サプリメントは「食品」なので、
病気の予防や治療を目的にしてはならないことになっています。
「◯◯に効く」とか「◯◯の予防に」というような
効能を言ってはいけないのです。
ですので、「いつ、どれだけ飲むか」という用法用量も
書いてはいけないことになっています。
でも、実は摂取タイミングはとても重要です
食品だからいつ飲んでもかまわない… というのは建前で、
成分によって効果を発揮しやすい
摂取タイミングがやっぱりあるのです。
ポイントは、その物質が「脂溶性」か「水溶性」か
ということです。
一般にビタミンやミネラルは、
胃で活発に消化が行われている食事中や
食後すぐに飲むのがよいとされています。
例えば、脂溶性のビタミン(A,D,E,K)は、
胃で食物の脂肪分が消化されるときに、
ついでにその消化の助けを借りることで、吸収されやすくなります。
ということで、
脂溶性の物質であるアスタキサンチンも
食事中か食後に摂るのがおすすめなのです。
ちなみに、コエンザイムQ10やEPA・DHAなども同様です。
逆に、こうした脂溶性物質を空腹時に摂取すると、
吸収されないで、そのまま体外に排出されてしまう可能性があるわけです。
せっかく飲んだサプリメントも、無駄になってしまいます!
もったいないです。
摂取タイミング、大事ですね。
なお、水溶性物質の代表的なものはビタミンB、Cです。
水溶性の物質は、
だいたい平均すると3~4時間で体外に排泄されてしまうので、
1回にまとめて取るよりも、
何回かに分けて取った方が、効率が良いと言われています。
効くと思って、量を増やしても意味がないということですね。
せっかく飲むサプリですから、
特性をちゃんと理解して、効果的に飲んだほうがよいですよね。
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