髪にボリュームがなくて、ぺしゃんとしていると、
さみしく、老けてみえるんですよね…。
ふと電車のドアガラスをみると、
なんだかおでこが広くなっていたり、
分け目が前よりはっきり白く見えたりしませんか?
残念ですが、これは加齢による薄毛です。
でも、年のせいとあきらめないで!
けっこう効果のある方法がいろいろあるんです。
前回、まず手軽にできる睡眠改善と食べ物について書きましたが、
もうちょっと積極的な増毛方法・育毛剤について。
わたしは、男性のハゲ用育毛剤をつけても効くとは思えないのですが…
でも、男女兼用というものもありますし、
女性用とうたっているものもあります。
違いはなんなんでしょうか?
いったいどちらが効くのでしょうか?
この記事の目次
そもそもどうして髪が細くなったり、減ったりしてしまうの?
女性の薄毛の原因って、
ほんとうにたくさんあるんです。
ストレス、タバコ、紫外線…みたいなものも、原因になります。
ただし、ここでは40代からの薄毛・抜け毛についてのお話です。
わたしなりにざっくりと結論付けますと、
ズバリ、女性ホルモンの減少です。
実はこれには2つの意味があります。
女性ホルモン(主にエストロゲン)自体に、
毛母細胞という新しい毛髪をつくり出す細胞を
活性化する働きがあります。
なので、ホルモンが減れば、細胞が衰えて、
毛が細くなったり、数が減ったりするということ。
もうひとつは、ちょっと意外な事実。
女性でも男性ホルモンは分泌されていて、
女性ホルモンが減ることによって、男性ホルモンが優位に働くようになる。
この男性ホルモンがくせものなんです!
おばあさんに、けっこう濃いヒゲが生えてたりするのを見たことありませんか?
男性ホルモン優位になっているからです。
そして、男性がハゲるのと同じメカニズムで、
おでこや頭頂部が薄くなってしまうようです。
これはイヤだな?。
育毛剤をつけるとどうして髪が増えるのでしょうか
育毛剤の成分を調べてみましたよ。
すると、大きく分けると、5種類の働きに分けられるようです。
その1: 頭皮の血行を良くする
ちょっと解説すると、
髪の毛が薄い人は、頭皮がカタいことが多いといいます。
これは、頭皮の血行が悪い→血流が低下すると毛母細胞に栄養が行き渡らない
→毛が育たない ということになります。
そこで、頭皮の毛細血管の血行を良くする必要があります。
その2: 頭皮や毛母細胞に栄養を補給する
その3: 毛母細胞自体を賦活(作用を活発化)する
その4: 男性ホルモンを抑制する
その5: 頭皮の皮脂を抑えたり、汚れや老廃物を除去する
こうして調べてみると、5種類の働きを見る限り、
男性のハゲには良いけれど、女性の薄毛には良くない という成分は、
育毛剤には配合されていないようです。
女性は気をつけなくてはいけない成分もあります
とはいえ、女性は気をつけたほうがよい成分もあるのです。
それが、ミノキシジルとフィナステリドです。
この2つはどちらも医薬品成分です。
ミノキシジルは、日本では大正製薬の『リアップ』(有名ですね!)に
配合されています。
『リアップ』は医薬品です = 副作用の恐れがある ということです。
効果があるのは、頭頂部の男性型薄毛です。
アメリカには『ロゲイン』というとてもポピュラーな処方箋がなくても買える
ミノキシジル配合の医薬品があって、これには女性用もあります。
ただし、効くのは男性型の頭頂部の薄毛に限定されるのと、
正しく使わないと、頭皮のかゆみ、不快感という副作用が
起こることがあるそうです。
そして、フィナステリド。
もともと前立腺肥大の治療薬として使われていた成分です。
その後、男性型脱毛症(=よくこのごろ AGA と呼ばれています)患者の
発毛が確認されたことから、
1997年、米国のFDA(日本の厚生労働省に相当)が、
正式にフィナステリドを男性型脱毛症の治療薬として認可しました。
以来、飲む育毛剤「プロペシア」として、
世界60ヶ国以上で売られています。
日本でも、2005年に万有製薬から発売されています。
もうおわかりですね。
これも、基本的には男性向けです。
たくさんある育毛剤の中でわたしに合っているのは?
今回、育毛剤をたくさん調べてみて、
期待される働きからすると、
男性限定のものはほとんどないことがわかりました。
とはいえ、気になるのは成分だけではありませんよね。
たとえば匂い… なんかおっさんくさかったらイヤですよね。
あんまり家族に知られたくないという人は、
パッケージもいかにも『薄毛』『発毛』っぽいのは
ちょっと抵抗があるかもしれません。
たぶん長く使わなくてはならないし、
とすると、あんまり高額では続かないですよね。
こうした点も考えた上で、
わたしたちに合った育毛剤を選んでいきたいと思っています。
【次に読むのにおすすめの関連記事】